MithilaMuseum/日誌0601
〜美術館作業日誌〜
 2006年1月






1
2
3
4
5
6
7
8
9






1月21日(土)

こんなにいっぱい修復しました!

 今日もテラコッタ関係。サダシ、ゴルカナはこれまで手を付けていなかったバラバラの馬のテラコッタを修復し始める。ララが取り組んでいる汽車はぼ完成という段階になる。Mnは壷の作品を、パーツがある範囲でだが仕上げる。

ここをこうして、こっちにはこれを
完全にくっつくまでは慎重に

こんなにバラバラだったのも・・・
修復完了〜〜

も少しで完成です!


top

1月22日(日)

絶景ですね

 今日は天気がいいのだが、天気予報によるとこれから寒波が来るという。屋根の雪は、10日前には雪下ろし1回分近い雪の量があったのだが、日当りがいいことろでは50センチくらいまでしぼんでいる。それでも重量は普段の何倍もある。また、今日のように晴れている時なら雪が溶けようとしているので、屋根ギリギリの雪もシャーベット状でおろしやすい。これが寒い時だとカチコチになってしまい、スノーダンプで削るのもかなり大変で時間もかかる。ましてや、雪が1Eも積もれば重みでより固くなってしまうし、重みで屋根を壊すおそれも出てくるので、ノンストップで雪下ろしをしなければいけなく大変。そのため今日中に月見亭、七郎さんの家、ワルリーハウス、倉庫の雪下ろしをゴルカナ、サダシ、Mnで。ララは一日、汽車の車両をつくる。
 月見亭を午前中とりかかる。シャーベット状の雪は滑りやすくかなり危ないが、屋根がむき出しになってしまう程、ある意味でおろしやすい雪。むき出しの屋根は滑るのでアングルに足をかけての作業となる。終わり次第午前は終了。その後、ユンボが道路に落とした雪の片付けをし、Mnと車救出。この車は四輪が弱いため、ユンボのバケットにワイヤーをつけて道路まで引っ張る。何故かキャタピラの中央が内側に盛り上がっているため、館長とMnでキャタピラの雪取り。
 午後から、七郎さんの家。日当りの良い所はザラメのようで削りやすいが、日陰の所は打って変わってカチコチ。Mnが使っている去年買ったばかりのスノーダンプが壊れてしまう程。助っ人のRの力もあり短時間で終える。その後、Mnが倉庫、Rとサダシ、ゴルカナでワルリーハウスを。Mnが取り替えたスノーダンプが、倉庫の雪下ろし途中で壊れる。ワルリーハウスはユンボと共に落としていく。みんなの力で6時前には終わる。

5回目の雪下ろし〜〜〜
キャタピラもきれいにしました


top

1月23日(月)
 午前中はサダシ、ゴルカナがテラコッタ直し。ララはテラコッタ作成の続き。午後から、美術館体育館の2Fの窓の囲いをサダシとゴルカナ、Mnで。ユンボが先に作業し易いように雪を押し固めてくれる。その間、合板を窓のサイズに電ノコで切っていく。枚数分切った後で、2センチ長めだと分かり、もう一度切ることに。その後、釘を使い窓を覆う形で上下の胴打ち釘で打ち付ける。また、急遽防腐剤も塗ることに。3時ごろから、雪の降りが強くなり始め、4時からは吹雪となった。全部で15枚の合板を打ち付け終わったのは午後5時半ごろであたりは真っ暗で、雪は深々と降り続ける。


top

1月24日(火)
 午前中は、愛知万博のインドパビリオンから頂いたパネルを写真でとって記録する作業をサダシ、ゴルカナ、Mnで。そのパネルの撮影作業中、段ボールに何台かの壊れた自転車のテラコッタが入っているの発見。撮影後はその自転車の修復にとりかかる。ララはテラコッタの続き。車体の上部分まで完成。


top

1月25日(水)
 午前中はテラコッタ修復・制作をサダシ、ゴルカナ、ララが。Mnはオフィスワーク。サダシ、ゴルカナは昨日から取り組んでいる自転車の車輪部分に悪戦苦闘。重さもあり、また切れに真っ二つに割れてしまったたパーツが多く、接着しようとしてもパーツ同士がずれ易くなかなかくっつかない。また、4台分の自転車のパーツが一つの段ボールに入れられていたために、自分が直しているもののパーツを探すのも大変。ララは汽車の車両の外側のデザインに取りかかる。
 午後、サダシ・ゴルカナ・ララは住民登録をしに館長と共に市役所へ。その間、MnはRの指示により降雪計を作ることに。2日前に使った5ミリ合板の裁断した切れ端を再利用して、一寸角で作った土台の枠組みに継ぎはぎながらも貼付けていく。市販されている降雪計よりも土台の部分が広いが、「降雪計」らしいものが完成。その後Rが目盛りをつける。4時過ぎに住民登録を済ませ帰ってくるなり、ララはテラコッタ制作の続きを。ゴルカナ、サダシは明日の雪下ろしに備えて休み。


top

1月26日(木)

え?これ・・・トラックなの!!?

 午前中はゴルカナとサダシがユンボと共に4tトラックの雪下ろし。MnとRで、途中でとれてしまった積雪計の代わりに、一から新しい積雪計を作る。今度は前回の木よりも厚い木を使い、2つ重ねて頑丈にする。ユンボが先に掘っていた穴にMnが入り、平スコップで地面まで掘る。その後積雪計を設置し、順に雪で埋めて元に戻してく。
 午後は自転車のテラコッタ修復の続き。ララは、汽車の車両の2つ目をほぼ完成のところまで仕上げる。4時過ぎから七郎さんの家の裏側の屋根の雪下ろしをする。前回から4日目にして、もう雪下ろしをすることになってしまうとは・・・ユンボが先に屋根の先端よりも高い雪をどかし、サダシとゴルカナ、Mnが順番に屋根の雪をおろしていく。明日朝一番で雪をおろすのは教員住宅。ここから教員住宅へ向かう坂は、これまで何度もキャタピラを外してきている「魔の坂」。この坂を登るときは万全の体制でないといけないので、キャタピラの中に詰まっている雪をきれいに取り除く。この雪が凍ってしまうと、キャタピラが左右に滑り易くなり取れ易くなってしまうのだ。

くれぐれもトッラクに天窓あけないように
いざ、6回目の雪下ろしッ

あともう少し!!

top

1月27日(金)
 本日は、朝から教員住宅の雪下ろしをララ、サダシ、ゴルカナ、Mnで。教員住宅の雪下ろしは、他の家と違い22日におろさなかったので、今回で5回目となる。新雪はまだしも、屋根際の雪はかなり重い。それでも4人ということもあり、40分程度で大屋根はおろし終える。その後、ララはテラコッタ制作へ。次は小屋根の雪下ろし。既に、雪を落とすスペースが無いので、ユンボが雪をどかすまで屋根の上で、長い一服。ユンボでも、雪をどかすスペースが無くなってきていて、木と木の間や、ひと手間かけて崖へ運んで落とさなくてはいけない。一時間ぐらいかけて小屋根出しも終える。館長が午後から東京へ出張に行くため、午前中に七郎さんの家の道に面している屋根の雪もおろすことに。美術館にMnとゴルカナがとよを取りに行ったのが、確か11時40分。とよを運ぶのに、Mnが以前男性宿舎から持ってきた大型のソリが活躍。前回の雪下ろしから5日経っただけなのに、1m近い雪が積もっていて時間もかかる。七郎さんの家の雪下ろしは1時半に終わる。ララも汽車のテラコッタを完成し終えて昼食へ。昼食後(3時過ぎ)は、まず応接室にとろこせましと並んでいた、修復し終わったテラコッタを全部2階へ運ぶ。その間、停電も30分程度起きた。続いて応接室の掃除と机や椅子の配置を変えて、窓側に近かったジェットヒーターを中央に配置することに。一息ついた頃には5時過ぎ。明日は美術館本館の雪下ろしということで、今日は早めに切り上げることに。


top

1月28日(土)

本館終了ッッ!!

 館長不在のため、ワルリーハウスや倉庫などの個々の家をおろすのは非常に難しい。そこで美術館本館の雪下ろしを、先にとりかかることになっていた。本館の表側は、除雪車による除雪が入っているため、今積もっている1m20cm近くの雪をすべて落としても、屋根までたまることもない。しかし、裏側となると、既に雪が2階まで溜まっている。そのため、二階の窓を囲いしてからとなり、その囲いに使う合板を4tトラックから運びだしたりと時間がかかる。
 午前中はMn、サダシ、ゴルカナ、ララのいつものメンバーにRが加わり、ひとまず、美術館本館表側の雪下ろしする。わずか1時間半で終わる。その後、一旦応接室にて一休み。裏側は台所の屋根の部分も加わり、日当りが表側よりも良くないので全体的に雪の量が多い。そこで余裕を見て1時半から窓の囲いしてからおろすことにし、解散。シルバーが脱走していることが判明。
 スタッフの昼食はシルバー君が脱走したことで、1時半よりも遅いだろう考え、Mnが一人4tトラックから合板を運びだす。二日前のトラックの雪下ろしでドアが雪で埋まっているためスコップで掘る。囲いで使う合板は以前ナマステのステージで使っていたものなのだが、その上に今年使用した厚めのパネルが重なっているため、一度それをどけてからの作業。いざ、合板を大型のソリに運ぼうという時に助っ人に来てくれたKが、手伝ってくれる。合板を裏手に運び終わった時に、昼食を終えたゴルカナとサダシ、ララが到着。Mnが囲いの説明をし、スタッフも昼食。
 囲いは途中なのだが、3時前には、窓が無い場所や、囲いし終わった所の雪下ろしを開始。サダシ、ゴルカナで台所の屋根と奥の屋根、RとKで手前の屋根から、ララが中央。Mnはもろもろの仕事。一部の箇所で、屋根よりも雪の方が高くなったが、その雪もスノーダンプでどかし屋根を完全に出したところで、本館の雪下ろしを6時に無事終了。

いざ、行かん!
スタッフ玄関までの道もこのとおり、埋まっちゃいました

お?シルバーも雪掘りの手伝い?屋根から落ちないように
みなさん、遅くまでお疲れさまでした


top

1月29日(日)

雪掘り開始ーーー!!

 昨日一日で本館が終わったので、今日は体育館の雪下ろしを。とよを設置するスペース分の雪を落としただけで、もう屋根近くまで溜まってしまう。とよもこの冬2つ完全に壊れ、残りの2つもぎりぎり使えるという感じ。とよが4つあれば2つ連結させても2カ所で作業ができ効率もいいのが、2つしかないので、一カ所に1つとなってしまう。そのため、頂上付近の雪を落とす時は、とよの始まりまでが2.5mもあいてしまい、スノーダンプで塊を飛ばさなくてはいけない。しかも20回もしないうちに屋根から落とした雪がたまって雪がとよにつかえてしまう。そこで今度はとよを前にずらし、溜まった雪の上に乗せる。このようにして頂上から掘り始め、つまってはとよを前にずらし、スノーダンプで掘る箇所も徐々に下に向かう。屋根の4分の1より下の方は、一旦屋根から降りて一度溜まった雪を遠くへ運んだ後、できたスペースにおろしていく。とよを最後まで使えれば楽なのだが、周りが平になってしまっているか、屋根よりも高くなっているので、スノーダンプで勢いをつけても滑ってくれないし、設置すら難しい。かなり時間がかかる作業である。ララ、ゴルカナ、サダシ、R、Mnの5人でおろしているのだが、11時半頃の時点で、屋根の上の方は3分の2ぐらい終わり、下の方は全体的に雪が残っている状態。表側よりも雪の量が多く、屋根と積もっている雪のスペースが無い裏側も今日おろす予定だったのだが、ユンボがないと効率が悪すぎだと考え、今日は表だけをじっくりすることに。昨日の疲れもあるため、解散し2時まで休憩。午後も午前中と同じようにとよの位置や向きちょこちょこ変えながらおろしていく。午前中から太陽が照っていたため、雪がかなりしまって、表面の軽い雪もあまり崩れないで落とせるようになる。その分、重く、疲れた体にはきつい。最後にスノーダンプで屋根の軒も出し、一時間ちょいで表側の屋根すべての作業を終える。応接室で少し休んでからララは汽車の制作。サダシ、ゴルカナは久しぶりにワルリー画を描く。Mnは大型テラコッタの一部分部の修復。

窓に合板張っといて正解だね♪にしてもすごい雪の量
何か訴えかけてくる・・・道具たち

あと少しだ!頑張れ〜!!
オリャァ!

ありゃ、かなりバラバラの様子
お、だいぶ直ってきてるよ〜


top

1月30日(月)

シルバー君、屋根で一休み

 館長は朝7時頃からユンボ作業に取りかかる。今日、雪下ろしの予定の体育館裏側も3分の1ほど荒くおろす。10時から5人(サダシ、ゴルカナ、ララ、Mn、R)でいつも通りとよを使いおろしていく。ユンボがあらかじめ雪を掘っていても、少しすると落とした雪でとよがつかえてしまうが、今日はすぐユンボが溜まった雪をどかしてくれる。おかげで一時間ほどで裏側の屋根は終わる。その後、体育館の小屋根を雪で完全に埋まっている中から掘り出す。そして渡り廊下の雪下ろしをR以外で。午前最後は、2日前におろした本館の小屋根出しをユンボと行うのだが、雪が溜まりすぎて予想以上に時間がかかるようなので、館長以外は解散。
 午後は、本館の小屋根だしの続きと美術館玄関の雪下ろし。ララはテラコッタの続き。サダシ、ゴルカナ、Mnで玄関の雪下ろしとともに、渡り廊下と玄関との間に溜まっている雪どけ作業も行う。館長以外は疲れもピークを越えている状態に近いのだが、4時半頃から、だいぶ融けている月見亭の6回目の雪下ろしだけすることに。7時頃から慰労会。

館長は早朝から作業です
あと少し

2m下に埋まっていた小屋根
これから下2mにある小屋根を出します


top

1月31日(火)

重い雪をかたづけるユンボ

 ララは一日、テラコッタの続きを。サダシ、ゴルカナは午前中ワルリー画の続き。館長はユンボで本館の雪下ろしをした際に玄関脇まで溜まった雪をどかす。午後からサダシ、ゴルカナ、Mnで4tトラックから運んできた合板を美術館玄関脇にしまう。その後ワルリーハウスと倉庫の雪下ろしにとりかかる。全体的に雪が重く、屋根際がカチコチ状態。そのため足場が作りにくく、とても滑り易い。屋根の端の雪は慎重に落としていく。


top

(c) Copyright 1996/2006 Mithila Museum. All rights reserved.