2008年日印文化交流
ミティラー美術館、および NPO法人日印交流を盛り上げる会は
日印の文化交流に関して様々な活動を展開しています。
【 ↓2006年/オディッシー舞踊公演の記録↓】
インド文化省派遣
オディッシー舞踊公演
平成18年6月1日〜6月30日
オディッシー舞踊写真
NPO法人日印交流を盛り上げる会はインド文化省の派遣する
マニプリ舞踊団の公演を各地で開催しました。




開催にあたり
NPO日印交流を盛り上げる会代表:長谷川時夫

ミティラー美術館のある、大池の森は新緑がまぶしくなってきました。数日前まで池に残っていた雪も全てなくなり、山間や日陰に残された雪だけになってきています。昨年度はヒマーチャル舞踊団(6月)を皮切りにセライケラ仮面舞踊(8月)、チャルクラ舞踊団(9〜10月)、マニプリ舞踊団(3月)等、インド文化省のインド文化関係評議会(ICCR)が日本に派遣したグループの全国公演をしました。昨年の6月というと、一昨年の10月23日に中越大震災で被災してから8ヶ月後のこと。2ヶ月間止まった水の復旧作業や宿舎の改修も終わってなかったので宿舎として津南町のグリンピアのログハウスをお借りしての公演でした。(その後は2カ所の美術館ゲストハウスの改修も手作りで終了、宿泊が可能となりました)その後、ナマステ・インディアを日本商工会議所・日印経済委員会から発展的に引き継ぎ主催・主幹で行い代々木公園では2日間で5万人の人々が集まりました。10月、11月には十日町市と山梨県でインドITセミナー等の主催、協力で行うなど、修復作業とを同時進行で行いました。負の面もありました。ナマステ・インディアで180万近い赤字。現在、多くの方々の支援で30万円近くに減少。12月からの豪雪は気象庁が始まって以来2回目の名前「平成18年豪雪」をつけた豪雪となり今の時期まで山間にたっぷり残っている雪はその名残りです。4メートルを有に超えた積雪と集中した寒さが下の雪を圧縮し水を通さないためが大きな原因。カエルやツバメ、草木や、鳥達の春のにぎわい、未だに残る雪の下に潜ったカエルはまだ冬のまま。

今年度は昨年の活動成果の故かインド大使館より今年のリクエストをと言ってくださいました。自炊、ホテルでない宿泊、中古のマイクロバスの移動、等の条件を理解してもらい、これはインド大使館の好意的かつ多大な努力の成果ですが、可能となり6月にはオディッシーの舞踊、7月から8月にかけてナガランド州のナガ族の舞踊、9月から10月にはナマステ・インディア(9/23.24)の目玉で出演するグジャラート舞踊団の公演を行うつもりです。来年は1年間、日印交流年の年。そこへ向けて様々な活動をし始めました。ミティラー美術館も7月22日、1年9ヶ月ぶりに開館します。壊れたテラコッタはあきらめ、ある程度廃棄処分。修復予定や捨てるに迷っているものはそのままの状態。美術館の内壁は崩れかかったところも多々ありますが、訪れる人も次第に多くなり、いつまでも地震のため休館と言っていられなくなったのが理由。このような活動ではリニューアルする資金を得ることは個人では無理なので、県の災害復興基金等の助成がおりることを希望とし、文化活動を先行することにしました。

さて、本年度の始めに行うオディッシーの舞踊公演は確定されたのが当初の計画を1ヶ月を過ぎた頃。このような困難な状態の改善については常に要望していますが急には改善される見通しはなさそうです。確定と同時に来日するアーティスト名の情報が手に入ると、ネットを通して直接来日する舞踊家とコンタクト。チラシ等に必要な写真、他の情報も手に入れられようになりました。(国の機関を超えた人と人とのネットワーク)この舞踊団は1ヶ月(6月1日来日、6月30日帰国)滞在します。この1ヶ月間の公演を1ヶ月前に企画するのは不可能。是非、多くの方々に参加するとか、呼びかけるとか、公演を主催する人にインフォメーションをするとか、ITや投資関係の新しい動きにジョイント、近隣の大きなフェスティバル等への参加など情報をお寄せ頂けると幸いです。オディッシーの舞踊はファンも潜在しています。舞踊のアイテムにはギータ・ゴーヴィンダもあり、どのような舞を見せるか楽しみです。<記:2006年5月13日>


top



オディッシー舞踊

オリッサ州地図歴史
 オディッシーの起源は、紀元前1世紀頃に遡るとされますが、現在のオディッシーは、東インド・オリッサ地方の寺院で「マハリ(デーヴァーダシー)」と呼ばれる寺院つきの巫女が、神に奉納する舞踊を踊ったのが始まりといわれています。

舞踊
 インド6大古典舞踊の一つとして知られるこの舞踊の特徴は、重心をいずれかにかけることによる左右不均衡な姿勢をとるところにあります。膝・腰・首のところで折り曲げて作られる姿勢は「トリバンガ」とよばれますが、この姿勢は、オリッサ州の寺院にある女神の立像と同じスタイルで、このことからオディッシーは生きた彫刻とも呼ばれています。
 オディッシーは、上半身の優雅な動きと力強い足のステップ、叙情的・耽美的な魅力に満ちています。
 音楽は、シタール、タンプーラ、パッカワージ(北インドに普及している両面太鼓)、マダル(パッカワージと似ている両面太鼓)、バンスリー(北インドの竹笛)、マンジラ(金属製のシンバル)などの楽器が演奏されます。

 演目の多くは、聖典「ギータ・ゴーヴィンダ」にあるクリシュナと愛人ラーダーの永遠の愛がテーマとなっています。「ギータ・ゴーヴィンダ」は、12世紀の詩人ジャヤ・デーヴァが作った恋愛叙事詩で、牧童クリシュナと牧女ラーダーの官能的な恋愛をテーマとしたもの。その背後には、神への絶対的な人間の愛が説かれています。


top



来日したメンバー


1
ALPANA NAYAK
ダンサー
2
PRAFULLA MANGARAJ
パッカワージ(太鼓)
3
PRASANTA BEHERA
ボーカル
4
DHEERAJ PANDEY
バンスリー(竹笛)
5
AFZAL KHAN
シタール
●来日したアルパナ・ナイクさんは、インドの主要なフェスティバルや海外で踊る現役の舞踊家。2004年には、舞踊芸術の研究でインド政府文化省特別研究賞を受賞している。


top



公演日程

月日
会場

お問い合わせ
6月1日
来日


6月4日
光恩寺
恩寺
光恩寺
6月7日
十日町情報館
新潟
世界の民俗芸術を親しむ会
6月9日
インド大使館[歓迎会]
東京
NPO盛り上げる会
6月17日
護国寺
東京
護国寺
6月22日
赤坂区民センター
東京
NPO盛り上げる会
6月23日
スペース・オルタ
東京
NPO盛り上げる会
SPACE ALTA
6月24日
浦本地区公民館
新潟
ふるさと糸魚川のあしたを考える会
6月27日
クロスパルにいがた
新潟
インド舞踊実行委員会
NPO盛り上げる会
6月30日
帰国








top



チラシ

公演チラシのイメージ写真

top


お問い合わせ


舞踊公演についての問い合わせは
NPO法人日印交流を盛りあげる会事務局まで

新潟県十日町市大池 ミティラー美術館
TEL:025-752-2396 / FAX:025-752-6076
Mail:info@mithila-museum.com


top




copyright(C) 2001/2010 Mithila Museum & NPO Society to Promote India-Japan Caltural Relations. All rights reserved.