〜美術館作業日誌〜

2005年12月



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12月15日
 一回目の雪下ろし開始。12月の半ばから雪下ろしをするというのは今までに例がない。初雪が11月から降り始めることはあっても、根雪になるのは12月中頃。そして年末に雪下ろしをしてきた。去年も年末ぎりぎりに終えた記憶がある。
 ミティラー美術館の雪下ろしは基本的にユンボと共に行う。スタンスとしてはユンボのバケットでも雪がおろせる範囲の屋根はユンボが行い、他を人力で。これは、美術館として使っている校舎(体育館も含め)の他に、個々の家が宿舎として3軒、倉庫として3軒の計6軒分の雪下ろしもしなければいけず、1つの家に無駄な労力をかけないためである。
 今回の屋根の雪、記憶では2段掘りをして、もう一度10センチぐらいを削って仕上げる分の量。まずは月見亭を午前中に、午後から教員住宅、そしてワルリーハウスと倉庫を二手に分かれて行った。サダシとMnで倉庫を。ゴルカナとララは、館長と共にワルリーハウス1階の窓の囲いを終えてから雪下ろしにとりかかる。
 一回目の雪下ろしは屋根が高く感じるため、皆緊張する。彼らはこれまでに来日して作品制作をする中で、何回か雪下ろしを手伝ってもらったことがあるので「雪下ろし」の経験はあるとはいえ、もう4年も前のことだ。Mnは去年も経験しているし、若いということもあり最初から雪下ろし仕様にスイッチが切り替わるが、彼らはそうはいかない。体が雪下ろし作業についていかず、本来の力を活かしきれないこともあり、無駄に体力を使ってしまう。
 倉庫を終えた2人がワルリーハウスの手伝いへ。だいぶ辺りが暗くなる中、2台の車のヘッドライトを使い遠目に照らす。しかし、体力の限界ということもあり、ワルリーハウスの一部を残して今日は終わりということで彼ら3人は解散。その後Mnは倉庫1階の戸の囲いをするのだが、屋根の雪を先に降ろしたが為に雪で埋まっている引き戸をスコップで掘ってから合板を打ち付けてなくてはならず一苦労。ユンボはワルリーハウスの周りに落とされた雪をどかし、倉庫の道側の屋根から道に落とした雪も片付ける。


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12月16日
 午前中は男性宿舎の雪下ろし。美術館から700mほど離れている、大池の本村に倉庫として使っているのが男性宿舎である。この家は、後ろ側の屋根が他の面よりも長く、先端部分は他よりもかなり低い。また、小山の壁が2m離れたところに位置していてることもあり、雪がすぐに詰まってしまう。その為、ユンボが大活躍。
 七郎さんの家は、倉庫として使っていた。地震の影響で土台が外れたり家が傾いたりしていたが、将来的にはここをトラックヤード付きの絵画中心の倉庫にしようということになっていた。ナマステの時にトラックの運転として働いて頂いた古澤さんが、七郎さんの家の傾きを直したり、床張りを僅かな謝礼にも関わらずしてくださった。その際、中にあったものをすべて家の周りに出してブルーシートを被せていた。改装が終わり次第整理しながら片付ける予定だったのだが、雪が2m近く積もってしまった。雪はこのまま積もり続けるようなので、周りの物を回収することに。
 午後は、ララがワルリーハウスの一部雪が残っている部分の雪下ろしを。ゴルカナとMnでバッティングマシンやトラクターの周りの雪どかし、その後鉄パイプだし。サダシと蓮沼は七郎さんの周りの物を運び入れる男性宿舎の中の整理。館長が東京への出張の帰り、雪のため山道が上がれず、美佐島駅に置いていた車の回収と軽トラックをレンタルしてくる。その軽トラックに雪から掘り出した、タイヤ、テラコッタを入れるための大きな木製のボックス、果てはカーバッテリーなどを男性宿舎へ。男性宿舎からは段ボール等のゴミなどを美術館へ運ぶ。暗くなったところで作業は明日へ持ち越し。


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12月17日
 今日は朝から昨日の続き。ユンボのバケットで大雑把に掘った後、平スコップを使って、床板や木材、今年のナマステでも使用したステージ用の鉄パイプ、窓の格子、木製の戸など様々なものを掘り出していくのだが、2m近い雪に埋もれているので、どこに何があるか分からない状態。何度かユンボのバケットで戸などを引っ掛けて壊してしまう。
 軽トラックで何度も七郎さんと倉庫をピストン輸送し、外に出していた3分の2ぐらいは探し出せた。夕方になり、道路側から運ぶものは一段落したのでMnとゴルカナで、玄関と通路の囲いにあたる。また、七郎さんの家の改装に使用した道具を美術館へ全部運ぶ。
 7時近くなり、館長、松井、Mnは明日の法事のために今夜東京へ向かわなくてはいけない。そのため完璧に終わってはいないのだがなくなくやめることに。その後、美術館応接室にて30分ほどみんなで慰労会をする。


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12月18日
 サダシ、ゴルカナ、ララの3人で、七郎さんの家の雪下ろしを朝から取りかかる。この家が個々の6軒の内、一番雪が積もっていることになる。一般的な家なら2回分でも余るくらいだ。終わったのは、昼食をはさんで3時ごろだった。その後、少し休んでから美術館本館の台所の上の屋根に取りかかる。その一角の半面をなんとか終えてひとまず、今日は終了。
 館長、松井、Mnは、夜7時ごろ東京を出発。途中、高速も通行止めとなり、湯沢からは一般道路で。大池への道路は既に50センチ近い雪が積もっている。車がラッセルしながらもなんとか大池の月見亭にたどりつく。12時近くだった。


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12月19日
 今日は美術館の本館を。昨日残した台所上半面をやる際に、昨日彼らがおろしてくれたところにもかなりの雪が積もってしまったためついでに落とす。
 美術館は、元学校施設なので、体育館と本館の2つに大きく分けられる。屋根の広さは体育館本館ともに、個々の家の約4倍。屋根の頂上から先端までも長いので、「とよ」というものを使う。とよにはロウが塗ってあり、雪をのせると滑り台のように滑って落ちていく。これを使わないと屋根の上の方の雪は一回では屋根から落としきれず中間あたりに溜まってしまう。その雪を今度は落とさなければならず二度手間、三度手間となり果てしなく時間がかかってしまう。
 Mnが屋根の先端から「とよ」を設置するスペース分を掘り、とよを設置をする。そして、サダシ、ゴルカナ、ララに屋根の上の方の雪から次々とよ目がけて落としていってもらう。降ったばかりの雪は柔らかく、軽く、スノーダンプで塊のまま落とそうとしても粉々に崩れてしまう。そのため、まず初めに表面の軽い雪を先に全部落としていくのが効率がいい。だが、彼らに説明しても、先に先端に近い方から、完全に落としていってしまう。実際、自分も前は先端から順に屋根の頂上を目指していくやり方をしていた時もある。屋根を順に出すことで「雪おろし」をしている感じがあり、達成感も得らるからである。一度、頂上まで表面の軽い雪だけを落として、また戻って下から順に落とすんだったら、初めから一気に落としていった方が一見早いようにも考えられる。が、下のしまった雪はスノーダンプで掘っても塊のままで、きれいに屋根まで出しながら落とせる。しかし、表面の軽い雪は塊のまま落とそうとしても崩れ、削ってだした屋根にまで雪が散らばってしまい、その雪をまた取り除かなくてはいけない。結果、軽い雪だけ先に片付けたほうが早いのである。
 崖側の屋根を終えて昼休み。その後、表側のグラウンド側に取りかかる。本館の昔からある建物と、途中から増設した建物がある。増設した建物は比較的新しいトタンのため、昔からのコールタールを何度も塗ってあるトタンに比べ滑りやすい。その滑りやすい屋根の雪下ろし、特に、表側の屋根の下は除雪車が通っているため、雪がない。一回目はベテランの松井さんが 助っ人として担当。
 なんとか本館のすべての雪下ろしを終えて、今日は終了。


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12月20日
 今日から体育館の裏側の雪下ろし。裏側の屋根は日当りが良くないということもあり、他のどの屋根よりも一番雪の量が多く、大変である。
 ユンボのバケットが届く範囲の雪を、ユンボが最初に落としていく。それでも、半分以上は人力である。とよを2つ並べて設置し、滑走面を広くして、大きい塊をどんどん落としていく。すぐに雪が溜まって屋根を越え、とよが詰まる。その頃を見計らってユンボが、その溜まった雪を自分の作業の合間にどかす。とよを4つ駆使し落としていく。
 ユンボで落とした屋根の下の方は、館長が屋根を壊さないようにある程度の雪を残しながら掘っているので、その残った分もスノーダンプできれいに削って落としていく。Mnがとよの設置、雪が途中で詰まったときに取り除く作業もする。雪を単に掘って、とよ目がけて落としていくわけだが、かなりの重労働である。またスノーダンプで坦々と掘っていく分だけならいいが、そのペースがひとたび崩れると、それまでに蓄積された疲れがどっとやってくる。いいペースの中、とよの設置や移し、とよの途中に詰まった雪をどかしにわざわざ下におりて行くのはかなりしんどい。その作業をなるべくMnがするようにし、彼らにはひたすら、どんどん雪を掘ってもらうことに。
 一日がかりでなんとか裏側の崖側を終わらせる。


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12月21日
 この日は館長が出張の為、ユンボがない中での雪下ろし作業となった。この雪の量では、これまでの4人のおろし方では正直1日で終わるかどうか難しいところ。
 彼らも慣れたのだろうか、やはり、この屋根で一回目の雪下ろしがすべて終わるということで先も見え、俄然力が入ったのだろう。ララは、中間あたりのところでもきれいになってくると滑りやすくなるためか(先端のところはみな怖いのは当たり前だが)、怖がって普段なら頼んでもやってはくれないのだが、この時は率先して先端に近いところの雪までを落としてくれた。ゴルカナは上のあたり一角を体育館脇に落とすことで作業効率を高めてくれたし、サダシはとよの設置の手伝い、屋根の表面を僅かの雪を残してきれいにする係としてがんばってくれた。彼らの大活躍のお陰で体育館の表側の屋根と、玄関の小屋根、体育館と本館との渡り廊下も含めて、1時30にすべての雪下ろしが終わる。午後からは今日は休みに。


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12月22日
 午前中はさすがに疲れたと見えて美術館には来なかった。午後から、作品作り。ララはテラコッタでガネーシャの像作り。ゴルカナとサダシはワルリー画の制作。久しぶりのインドアでの作業となりゆったりとした様子。しかし、雪は依然降り続けている。1回目が終わったのは昨日だが、2回目が始まるのはそう遠くないと思われる。


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12月23日
 屋根の雪は本日の時点でおろしを始めてもいいぐらいのところまで積もっているのだが、館長が出張中のため、午前中は昨日に引き続き作品作り。彼らが今寝泊まりと食事を作っている建物は元教員住宅なのだが、この家は高台にあり、そこから道路までの道は除雪車が入らない。そのため彼らは毎朝、腰近くまで雪に埋まりながらおりてくるのである。
 午後からは美術館に止めてある2台の車の雪下ろし。とは言っても、1mくらい雪が積もっている状態。その雪をおろしたあとは、スノーダンプでその雪を離れたところへ運ぶ。終えて応接室に戻ったら、ストーブが消えていた。電気もつかない。停電だ。そこで電気のいらない石油ストーブを持ってきてつける。
 少しの休憩の後、Mnとララ、サダシで元教員住宅の外に出したままだった壊れた洗濯機の回収と、窓の囲い、取り替えた後のプロパンがそのまま放置されていたのを救出する。1回目はユンボ無しでもやれたのだが、2回目ともなるとそうはいかない。ユンボが来た時に危ないので、前からやろうやろうと思っていても忘れてしまっていた作業を、時間がある今日やることに。その間ゴルカナは月見亭に置いてある車の雪下ろしを松井と共に行う。すべての作業を終えて美術館に戻るが、まだ停電中。雪に埋もれていることもあり、部屋はかなり暗い。ロウソクを探して灯す。6時過ぎぐらいになってようやく電気がついたところで解散。


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12月24日
すごい雪の量!!
                 すごい雪の量!!
 新潟から館長が帰ってきてから雪下ろしをする予定なので、午前中はそれぞれ作品作り。しかし午後になっても帰ってこないので、松井の判断で、ユンボ無しで月見亭の雪下ろしをすることに。月見亭の屋根がミシッ、ミシッっと何度か鳴っているため早めにおろした方がいいと判断したのだ。
 月見亭にスノーダンプをもっていくと、館長の車がようやく到着。館長はおにぎり作ってもらうからすぐ作業にとりかかれるとのこと。ユンボの雪もそれなりに積もっているので、その雪を落とし終えてから屋根にのぼる。1回目以上の多さで時間もかかる。今日は月見亭の雪下ろしだけで終了。
ユンボでどさっとおろしちゃいます
             ユンボでどさっとおろしちゃいます
バケットが届く所は全部落としちゃえ
             バケットが届く所は全部落としちゃえ


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12月25日
 朝、月見亭の脇にて、ユンボのキャタピラにくっついている雪が凍ってしまったのを、プロパンのバーナーを使いながら取り除く。その作業後、元教員住宅の雪下ろしへ。そこが終わり次第昼食。昼飯の後、ユンボのバケットに雪がかなりくっついてしまうので、ロウを塗ってみることに。そのまま今度は七郎さんの家の雪下ろし。その後倉庫にもとりかかる。次はワルリーハウス。しかしあまりにも暗く、寒いためワルリーハウスは道路側の広い屋根が終わったところで中断。その後、ユンボが倉庫前の道路に落とした雪を片付けて、ワルリーハウスの周りの雪を少しどける。
 今日はクリスマスということもあり美術館の応接室でみんな揃って慰労会。12時ごろまで盛り上がる。


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12月26日
 実は昨日、ユンボのキャタピラが外れてしまっていたのだ。夜、暗い中での作業で、少し無理をして道路から雪原にのぼろうとしたときの出来事。午後からその直しに館長、Mn、ゴルカナ、ララで取りかかる。サダシは昨日お酒を飲み過ぎたようで二日酔い。
 なかなか直らない。館長が重機専門の方に電話してみるが、町中が大雪の状態で、重機関係の専門の方も手が一杯の状態で、こちらには来られないとのこと。あれやこれやと試行錯誤でやってみるができないまま暗くなってしまい本日は終了。


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12月27日
 館長、サダシ、ゴルカナ、Mnで昨日の続きでキャタピラ直し。ララはテラコッタ制作。昨日の試行錯誤から、キャタピラをまず張った状態でスペースを作るべきだと言うことになり、キャタピラを道路を跨いだところにある木の幹とチェーンでつなぎ持ち上げる。そしてユンボのバケットを使い車体の向きを変え、キャタピラを入れやすい状況を作り、1m以上の鉄の棒でキャタピラを持ち上げながら車輪を回して少しずついれていくと見事に入った。が、それが午後4時近くの話。早速ワルリーハウスの雪下ろし。25日に落としたところも完全に積もってしまったためもう一度きれいに落として終わり。


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12月28日
 男性宿舎を朝からとりかかる。この男性宿舎、美術館から700E離れている本村にある。雪道をあるくのは意外に疲れるもので700mでも結構きつい。かなりの雪の量だが、なんとかユンボと共に協力して2時前には終わった。4時近くになってから作業開始。美術館本館台所の半分と、後ろの崖側の半分の4分の1段掘りだけでも6時近くに。明日に備え今日は終了。


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12月29日
この雪の多いこと、多いこと
              この雪の多いこと、多いこと
 本館の後ろ側を午前中になんとか終えて、午後から表側。美術館の雪下ろしも2回目ではかなりスピードアップ。Mnが基本的にはとよの設置用の穴を掘るが、実際に設置するのは彼らが自分たちで考えてするように。また、全員で表面の軽い雪を先に、屋根の頂上付近から順に下へ向かっておろすことで効率もあがり、前みたいにバラバラで散らばってやっていた時よりも早い、早い。表側が早く終わったので、とは言っても4時過ぎだが。次は体育館へ。さすがに半面終わらせることは不可能だったが、それでも裏側の70%ちかくまで終えることができた。
片面終了!!
                片面終了!!
「とよ」を使っての作業
               「とよ」を使っての作業
雪が積もった分、1回目以上に屋根まで届くバケット
           雪が積もった分、1回目以上に屋根まで届くバケット
ユンボももう屋根と同じ高さ
              ユンボももう屋根と同じ高さ


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12月30日
 体育館の裏側の残りをサダシとMnでさっさと終わらせる。その後、正面へ。みな慣れたもので2時間半ほどで大屋根が終わった。次は玄関と渡り廊下である。渡り廊下の雪と、玄関の雪を落とす場所というのは、ユンボのバケットが届かない。そのため、とよを2つつなげてユンボのバケットが届くところまで滑らせる。半分終わったところで中断して昼食。
 午後は午前中の続きからスタート。その後、ゴルカナとララが本館の落とした雪で埋まっている1階の小屋根出しをユンボと共に。この小屋根出しをしないと、雪の重みで無惨にも壊れてしまう。実際、小屋根が3カ所ほど壊れていた。サダシ、Mnは渡り廊下の屋根を直した際に使用してそのままだった、今では4mほどの雪に埋もれている、二連梯子の救出。平スコップで掘る、掘る、掘る、掘る・・・ひたすら掘り続ける。1時間以上掘り続けてどうにか救出に成功。梯子の下の方はさすがに雪の重みでぐにゃっと曲がってしまっていたが。その後、ゴルカナたちと共に小屋根だし。ライトを2階の部屋から照らしながらの作業。


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12月31日
 天気予報によると、元旦は雪の降りも落ち着くとのこと。普段ではもう少し積もってからするところだが、予報が外れて2日からや最悪元旦から雪下ろしをすることになってしまっては、折角の正月が台無しである。総出で個々の家(月見亭・七郎さんの家・教員住宅・ワルリーハウス・倉庫)の雪下ろしをすることに。「普段ではもう少し積もってから」と言っても一般の家では普通に1回分以上の量であろう。
 月見亭をゴルカナ、サダシ、ララ、Rで。途中からゴルカナとMnが七郎さんの家を開始、4分の1くらいのところで昼食に。月見亭はその時点で終了。
 昼食後はR、ララ、サダシが七郎さんの家。彼らが来るまでやっていたMnはそのままゴルカナと元教員住宅へ。七郎さんの大屋根が終わり、元教員住宅も終了。今日はこれでおしまいかと思われたが館長の「GO」サインを受け、いざ、ワルリーハウスと倉庫へ。Rが七郎さんの家の小屋根を担当してくれたが、終わればワルリーハウスに向かうということでMnが倉庫を一人で。ララ、サダシ、ゴルカナがワルリーハウスを。オンボロと言ったら、かのユンボ君に失礼だが作業や移動は最新のユンボに比べればそれはゆっくり。そのユンボが元教員住宅の周りの雪をどけて終わってワルリーハウスに着いた時には半分ほどおろし終わる。もし、これが1回目の雪下ろしなら十分終わってもいい頃だが、もう家の周り中がすべて雪で埋まってしまい、雪を落とすところがない。そこで、一旦屋根からおりて、積もった雪をどかしながらの作業となるので普段より時間がかかる。7時を過ぎたころで、彼らは解散。Mnとユンボで後片付け。
 これをもって今年の仕事を終了とする。雪下ろしを正月前に3回もすること自体今までにないことである。この先どうなることやら・・・


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