ソナリ・モハパトラオリッシー舞踊公演




■オリッシー舞踊 About Odissi Dance

オリッサ州地図歴史
 オディッシーの起源は、紀元前1世紀頃に遡るとされますが、現在のオディッシーは、東インド・オリッサ地方の寺院で「マハリ(デーヴァーダシー)」と呼ばれる寺院つきの巫女が、神に奉納する舞踊を踊ったのが始まりといわれています。

舞踊
 インド6大古典舞踊の一つとして知られるこの舞踊の特徴は、重心をいずれかにかけることによる左右不均衡な姿勢をとるところにあります。膝・腰・首のところで折り曲げて作られる姿勢は「トリバンガ」とよばれますが、この姿勢は、オリッサ州の寺院にある女神の立像と同じスタイルで、このことからオディッシーは生きた彫刻とも呼ばれています。
 オディッシーは、上半身の優雅な動きと力強い足のステップ、叙情的・耽美的な魅力に満ちています。
 音楽は、シタール、タンプーラ、パッカワージ(北インドに普及している両面太鼓)、マダル(パッカワージと似ている両面太鼓)、バンスリー(北インドの竹笛)、マンジラ(金属製のシンバル)などの楽器が演奏されます。

 演目の多くは、聖典「ギータ・ゴーヴィンダ」にあるクリシュナと愛人ラーダーの永遠の愛がテーマとなっています。「ギータ・ゴーヴィンダ」は、12世紀の詩人ジャヤ・デーヴァが作った恋愛叙事詩で、牧童クリシュナと牧女ラーダーの官能的な恋愛をテーマとしたもの。その背後には、神への絶対的な人間の愛が説かれています。


■来日グループ Sonali Mohapatra odissi dancing group

◆ソナリ・モハパトラ (Sonali Mohapatra) は他に類を見ないオリッシー舞踊家です。
5歳の時に、医療ミスにより、左耳の聴力の100%、右耳の80%を失ってしまいました。このような困難な状況の中でオリッシー舞踊を身に着けました。「スワーラ」(音程)や「タール」(リズム)を聴くことを基本とする舞踊や音楽を習得することは、聴覚障害を持つソナリ氏にとっては至難の業でした。音楽や歌を聴くことが出来ませんでしたが、補聴器を使用することによって、リズムを感じることができるようになりました。リズムを通して、歌詞や音楽を感じ取れるようになり、パフォーマンスを完成させることが出来ました。また、幼少の頃より父より様々なタール(リズム)の種類を教わり、母からは書籍を通してオリッシー舞踊の理論を学びました。そして兄弟に助けられながらコミュニケーション能力を身に着け、現在は唇の動きで言葉を読んだり、発声して話すことができるようになりました。
最初の師匠、トルプティ―・モハンティ氏の下で、ヴィシャラード(インド古典芸能における学士号に相当)取得まで修行し、その次はグル・シュリ・ドゥルガーチャラン・ランビール氏に師事しました。
本人の努力、グル・シュリ・ドゥルガーチャラン・ランビール氏の指導、家族の支援によって、ソナリ・モハパトラはグル・シュリ・デバ・プラサド・ダス・ガラナ屈指のオリッシー舞踊家となることが出来ました。

メンバー:
Sonali mohapatra - ダンサー Odissi dance.
Anwesa Das - ダンサー Odissi dance
Satyaprakash Sahoo - ダンサー Odissi dance.
Abhiram Nanda- フルート Flute
Sukanta kumar Kundu- ヴォーカル Vocal
Dhaneswar Swain - マーダル Mardal
Pradeep kumar Ray- ヴァイオリン Violin

Smt. Mohapatra is an incomparable Odissi dancer. At an early age of 5, Sonali lost a major portion of her hearing. On the left ear, she lost 100% and on the right ear 80% hearing due to medical negligence, which was not repairable. In such a difficult condition she develops the knack for Odissi dance. It was a tough challenge for her for learning any form of dance and music, the basic need is "Shruti" (Hearing) with which one can have the understanding of “Swara" and "Taal. She is unable to hear music and song properly. She can only make out the rhythm with the help of a hearing instrument. In the bit of Tall, she feels the lyric and the music. Thus, her presentation becomes flawless. Her father who gives her vocal support, also made her understand different Taal and their "layakariyan" from her childhood till date, where as her mother guided, escorted and help her knowing the theories of Odissi dance with the help of dance books and
magazines. Her elder and younger brothers helped her developing communication skills and speech and today she is able to speak and reply by observing lip movement and sound.
Her first guru Smt. Truptimayee Mohanty taught her Odissi dance till Visharad. She continued her training in Odissi dance under the able guidance of Guru Sri Durgacharan Ranbir.
Her tremendous efforts and dedication, Guru Sri Durgacharan Ranbir skills, blessings and goodwill of family members, made her to prove that she is one among the best dancer of Guru Shri Deba Prasad Das gharana.



■公演

月日(曜日)

公演 公演地
5月3日( 女川町町中交流館
Onagawa-Town
宮城県女川町
5月4日( 女川町町中交流館
「ナマステ・インディアin女川町」
Namast India in Onagawa
宮城県女川町
5月6日( 新潟市音楽文化会館ホール
Niigata-shi music Cultural Center hall
新潟県新潟市
5月7日(月) 妻有越後文化ホール
TsumaariEchigo culture hall
新潟県十日町市
5月8日(火) 三条別院
Sanjobetsuin Temple
新潟県三条市
5月9日(水)    
5月10日(木) 栄村文化会館かたくりホール
Sakae-mura Cultural Center Katakuri hall
 
5月11日(金) インド大使館
Indian Embassy hall in Tokyo
 
5月12日(土)    
5月13日() 大安寺「菩提僊那継承事業2018」
Daianji Temple in Nara Bodhisena ceremony
 

■公演チラシ











 


ナマステ・インディアin女川町

ナマステ・インディアin女川町





 ◎

2008年日印文化交流
【ミティラー美術館、およびNPO法人日印交流を盛り上げる会は日印の文化交流に関して様々な活動を展開しています。】




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