大池の春を探そう!


雪深い大池の森にも春が訪れました。雪解けの間から、ふきのとうを見つけたり、町からの帰り道でうっすらと茶色に変わった野ウサギに会ったり、ウグイスや他の沢山の鳥たちのさえずりを耳にしたり、雪解けの水の音があちこちから聞こえてくると「あぁ、春がやってきた」と嬉しくなります。
今日は1羽のツバメが、大池の池の上をまるで「今年も来ました〜!」と言っているかのように、悠々とトンビのように飛んでいました。山のあちこちでは、少しずつ芽吹きが始まって、その青々とした緑色に思わず目をとられます。その年初めての1つ1つの小さな春の発見は、私たちに、ひとときの温かさや安らぎを与えてくれます。天気の良い日は少し遠くまで散歩をしたくなるような大池の森から、春をお届けします。




  
  



エゾエンゴサク

オオバキスミレ
うす紫色のかわいらしい花をつけます。ウスバシロチョウの薬草になっています。



何種類もあるスミレの中でも、一番沢山見る花です。


  


ショウジョウバカマ

タチツボスミレ
湿ったところに見られます。こちらは薄いピンクですが、1つ1つ色が違うので、もっと濃いピンクや白もあります。この辺りでは「おこめしばな」とも呼ばれています。

  


こちらのスミレは旧道で見つけました。夏になると高さ20Bくらいになります。この他に、スミレやスミレサイシンも道路脇によく見られます。

  


イカリソウ

カタクリ
山の斜面で見られます。急な斜面のため、横からの写真になりました。この辺りでは「あめふり花」と呼ばれ、この花を取ると雨が降ると言われています。

  


雪解けの後、群がってあちらこちらに見る事が出来ます。深い赤紫色がとても綺麗です。その名の通り、球根は片栗粉になり、食用としても使われます。





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